きばっど     心ってどこに              2019.6.21

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きばっど     心ってどこに              2019.6.21

絵本はいろいろなことを考えさせてくれる。幼い子でもわかるようにと書かれた本であるが、大人にもいろいろなことを教えてくれるから不思議だ。

「こころってどこにあるのでしょう?こんのひとみさん作」の言葉を羅列してみた。もちろん、挿絵や言葉があるのだが、語句(全部重要だが)を独断と偏見で好きなように抜き出してみた。以下本文である。(一部省略)

 

ほっぺたにある  まっかになる  好きな人に会うと

むねにある どきどきする

あたまにある かんがえるといたくなる

 

おなかにある  いたくなる いやなことがあると

しっぽにある うごく

みみにある てにある

 

あしにある

めにある なみだにある

くちにある こえにある

 

心って本当にすごい からだじゅうにある

うれしいことがあると からだじゅうの心がよろこんでいる

 

ことばだけで実に考えてもおもしろい。前の3行は自分のからだの中で反応する部分をとらえている。次の3行はかわいい動物の挿絵といっしょに書かれた部分である。その動物の様子を見ながら考えると、どこにあるかの話に不思議と納得がいく。おなかがたぬき、しっぽは犬、みみはうさぎ 小動物の手の絵、子供の足の絵と連なり、また、自分の体にもどっていく。

絵本だから絵がメッセ-ジの大きな割合を占めるのだが、このおなかにあるはたぬきでなく人間でもよく思い当たる。難しい説明だと自律神経や交感神経などの話になる。「心ってからだのあちこちにある」と思えるのはなんとなくわかる。体験的に理解できる。心がころころしてつかめないとか、心は変わりやすいとか、当たり前のことである。ただ、どこにあるのかなと考えて、「からだじゅうにある」というこの本の結論がおもしろい。心と体は違うようで同じ、うれしい時はからだじゅうでうれしいという感覚は子供だけのものだろうか。大人になっても小さな感動でもからだじゅうの心で喜びたいものだ。

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