きばっど     記号化の意味するもの         2019.10.10

このエントリーをはてなブックマークに追加

きばっど     記号化の意味するもの         2019.10.10

各学校は新しい教育のキ-ワ-ドへ進路をむけて大きく舵をきっていきます。国際バカロレア、スマ-ト社会対応、SSHなどがあたかも大航海時代にみんながめざした新大陸のようです。新大陸を発見した人々のその後をご存じの通り、上陸して何があったのか。歴史はくりかえすでしょうか。そう考えると、新大陸への上陸前にやらなくてはいけないことがあるような気がします。

その一として、多様性に寛容であることです。新大陸では当たり前の価値判断が通用しないを教えることが必要です。日本人のよさでも悪さでもある「黙っていてもわかる」、「世間にもうしわけない」という価値を理解しない人々がそこにいるのです。さらに「つまらないものですが」とことわり、価値あるものを渡したり、「ぜひお立ち寄りください」と言いながら、わざわざ立ち寄ることのない、忖度文化はどこにも存在しません。だから、相手の言動をそのまま受け止め、軽く口約束したことも実行されないと責任をとことん追及されます。新大陸へ上陸すればきっとこんな人々の出会いが起こります。まず、新しい多様性との折り合いをどうつけるかを学ばなくてはならないのです。

次に、非言語化、記号化への努力です。人間が認識する幾何学紋様は、○、△、□という実にシンプルな形でできています。社会の事象を認識する手立てとして実に有効です。紙媒体の発達で、曲線図形も実に美しく描かれ、その幅は広がっています。過去には、記録媒体として「石」的な素材も多く使われたことを考えると、いつの時代も文字よりも図形提示が効果的だったようです。言語でなく、直接、思考に働く情報提示が新大陸には多く存在しそうです。

現在では、SDGsも記号化され、目標としての共通化が世界中で図られています。この活用方法を参考に、今後は記号を伝達手段としてより重要視するべきだと思います。行動をイメ-ジしやすい記号がより多くの場面で取り上げられることでしょう。新しい授業では、思考ツ-ルを自己追究と相互練り上げで視覚化する手立てとして活用し、発信の過程で理解できる記号化に取り組むことが求められるでしょう。東京オリンピックでは世界共通となる記号化への取組が進められていると聞きます。共通化された目標と、それを実現する手立ての記号を、大きさや色で表現すれば、だれでも理解する達成率や行動パタ-ンの提示となるでしょう。具体例として、デジタル時計に出てくるマンフェィス(正式名称はわからないので)は「爽快、快、不快」を表しています。これで言語をこえてだれもが現状の把握ができます。これをもっと進めて、「2度節電すると、地球にやさしい行為をした世界○○番目の人になれました」という具合に記号をつくればよいのです。世界と自分のつながりを意識させることがこれからの時代には不可欠です。そして、どんな行動を起こすべきか、SDGs の美しい一覧表をぜひご覧ください。

コメントを残す