常に英才たれ     心を一つに           2020.1.08

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常に英才たれ     心を一つに           2020.1.08

今年の学園スロ-ガンは「心を一つに」である。心を一つにするためには、まず、自分や相手の心がわからないといけない。黙っていてもわからない。まずは相手と語ることだ。自分ばかり語るのでは、相手とつながることはできない。自分と同じように相手の心を分かろうとすることだ。相手のことを思い、尊敬して語ることが大切だ。そのためには、相手に「尊敬していますよ」と伝えることから始まる。その意味で礼法、とりわけ、あいさつは大事だ。

会話は「心のキャッチボ-ル」にたとえられる。どんな言葉をかけたらよいのかと考えると、相手がわかりやすい言葉、安心感を与える言葉で語る必要がある。たとえ、ゴルフボ-ルだとわかっていても、「重い、重い、なかなかとれない」と言われたら、だれもが身構えてしまう。そんな言葉を使って、キャッチボ-ルをしてはいないだろうか。そんな言葉づかいなら、相手を不快にさせたり、傷つけたりすることもあるだろう。もう一度、考えてみよう。

同じ経験を積み重ねると、相手のことが信頼できるようになる。講話で実演したが、正体不明のボ-ルを投げても○○くんならキャッチできるとみんなが思った。それは、野球部のメンバ-が練習や試合を通して、多くの同じ行動をする中で、お互いを知る機会がふえていった証拠だ。お互いがよく分かること、心が一つになっている。相手のことが信じられるから、きっとキャッチできると思う。そういう関係になるまでを振り返ってみよう。あいさつ、授業、そうじ、食事、クラスマッチ、遠足など、その中で「○○し合う」がたくさんあったはずだ。そうやって人はいろいろな関係をつくる。キャプテン、団長、会長や○○係、○○当番、お願いされたり、お願いしたり、立場はいろいろだが、同じ目的にむかって努力していく。結果を出すためにそれぞれががんばる。その中でよい関係ができると、信頼関係が生まれる。違う心がどんどん近づく、同じでなくてもずいぶんに似てくる。そうやって、心は一つになる。一つになった思いは一生の宝だ。長い年月経ってもいろあせることはない。

食事をしながら満足感を味わえない人はたぶんいない。普通に共感できる場面は日常生活のどこにでもある。もちろん、悲しみや苦しみを抱えると、食事ものどを通らない。そうなることも知っていれば、相手の状況や事情を察すると、そこで共感できる。そんな気持ちをもち、相手を思いやれば、心は一つになりやすい。初めての人でも友達になれるはずだ。自分が相手にとってどんな存在であることがよいのか。相手が自分を映す鏡だと考えると、答えはわかるような気がする。表情や態度で自分の存在が見えてくる。相手に受け入れてもらえるような自分になること、「心を一つに」するためには自分が努力することも多い。相手がそんな努力をしてくれていると考えれば、自然と行動や言葉を大事にしたくなる。心をこめたくなる。

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