きばっど育英館  感情の爆発はダメですから

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城西高校であった桃木野弁護士の講話メモです。先日配布された資料と合わせてお読みください。桃木野さんの語り口調が伝わるようにまとめてあります。

 

ペン型カメラを更衣室においた教員もいましたね。なぜ教員の信用失墜行為はなくならないのでしょうか。いけないと分かっているのに…。職場のコミュニケ-ションが活性化されていると、問題は起きにくい。そこで、同僚に悩みを話せる、お互いが聞ける環境づくりを学校全体で取り組むことが大切です。行動には必ず原因があるから、その原因をつぶす。原因がなくなれば、信用失墜行為は発生することはない

体罰か否かは個人的な感情の爆発があったかどうかで判断される。あれば、体罰と認定される。パワハラ発生の原因は相手が嫌いであるということだ。相手もこちらが嫌い。当然、気持ちがすれ違う。パワハラが発生する。飲酒運転の発生の原因は、運転代行を呼ぶのがめんどうくさい。または、お金がもったいないという勝手な気持ちだ。交通法規を知っているのに、勝手に理屈をつけ、正当化している。

いろいろな場面で、相手との関係がうまくいかずに、感情の爆発になれば、当然、体罰である。借金があるから横領するし、あいつが嫌いだからパワハラになる。防ぐためには、原因をつぶすこと、具体的には①機会をなくす ②動機を発見する ③正当化を否定するとよい。

いろいろなハラスメントがある。受けた方がどういう気持ちになったかが問題とされる。「これぐらいは大丈夫とか」、「親しいから」という論理は通用しない。被害者がどう受け止めたかによることが大きい。そして、判決には社会的な客観面が適応される。状況はどうあれ、体をさわると、「接触した」となり、少なくても200万はすぐに要求される。パワハラ事件では、嫌悪の有無、人格否定の言動、執拗さなどがあるかないかが判断の基準となる。

上司の言葉で、部下がうつ病になった。それまでの様子や状況を把握していれば、言葉の使い方に配慮ができたはずだ。そう判断されると、要件がそろわなくてもパワハラになる。相手に声をかける時は、どういう状況にあるのかを把握することを求められることになる。これだと、上司はたまったものではない。

水戸中学校事件は有形力の行使を認めた例で、懲戒権の範囲内では有形力の行使もあるとした。出席簿でのポンや染直しの洗髪行為もオッケ-である。

ただし、日常から関係が悪く、感情の爆発の末に出た教師の言葉で、児童が衝動的に自殺した事例は、体罰となった。人間関係や当時の状況を考えると、衝動的な行動に出る可能性を予見できるという理由です。

まずは語りやすい職場づくり、それと、感情の爆発はどんなときでもダメですね

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