きばっど育英館  見届けからペップト-クへ

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教育実習の永野先生が毎朝、あいさつに来てくれる。彼には迷惑だろうが、つい昔を思い出していろいろと語っている。「授業を支えるのは、生徒理解、教材研究、授業技術である。」「教育実習はまず観察、生徒をよく観ることからだ。」「指導案どおりにいかない所が大切。」「授業は教師と生徒でつくるドラマ(一座建立)だ。」彼の実習もいよいよ授業に進んでいくようです。

今朝の打ち合わせで、指導監が「見届け」の話をされた。新米教師の頃、よく先輩に言われたものだった。教師「なぜ君は指導を受けているか、わかるね」生徒「はい」教師「じゃ自分の言葉で説明して」という会話がある。この流れでとかく説明できない生徒が指導される。しかし、教師がその生徒に分かるように具体的に教えると、次はよくなる。たまに、しっかりと説明できる者もいる。悪いと分かり、反省している生徒だ。その時は、「君らしくないなあ。これっきりにしてくれよ」と声をかけるのもよい。信じているよという声かけが大切なのである。少し経験するとこう言える。

次は、指示したことを復唱させると生徒の理解度がよくわかる。期限や手順がおかしいものはきちんと教える。自分なりの解釈で言葉を付け加えたり、省略する生徒には教師との基準の違いを明確にしてやる。「復唱はそのとおり言う」が基本である。考えさせるのでなく、行動させることに主眼がある。「形の指導」と教師が意識しないと失敗する。これらの技をぜひ、マスタ-してほしい。教師力向上につながる技だ。

見届けの対極に「始まり」がある。行事等で成功体験をさせることが重要だ。そのために、ぜひ研究してほしいのがペップト-クだ。「できるできるかならずできる」「やれるやれるかならずやれる」「かてるかてるかならずかてる」この言い方が成功へ結びつく。「負けるな」というより「勝てる」という言い方がよい。ペップト-クでは成功イメ-ジをもたせることが大切だ。「やかぜ」の精神もこのペップである。

しかし、これだけでは成功にはつながらない。さきほどの「見届け」と同じだけ具体的な取組が必要だ。それが、コ-チングである。生徒理解に基づき、しっかりとしてコ-チングがなされることが必要だ。コ-チである教師は科学的に分析し、どこを強化するかをいつも考え続けてほしい。それを的確に伝え、改善、改良させた上で、ペップト-クがあれば勝てる。これも「とことん」面倒をみることの一つと考える。

勝てる図式はすべての生活の中にある。思い出すのは、理事長挨拶で話題になった「部活の中で一番厳しい練習に耐えている。その上、礼儀正しく、模範的な生徒で、あいさつはすばらしい。」という日章学園高校のボクシング部の話だ。城西高校生にも同じことが言える。先日の学校参観でも、生徒たちの説明がさわやかでよかった。目的意識がはっきりし、自分の学校に誇りをもっている。学校生活を充実させると、「どこでもいつでも何にでも」試合と同じようなかまえで臨める。育英館の生徒も心が前にある状態になれるようにしたい。今回の見届けが2学期の成果につながりそうだ。

折れたるは折れたるままに、小さきは小さきままに、

咲けコスモスの花

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