2学期は勉強法の伝授を          H29.9.5

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きばっど育英館     2学期は勉強法の伝授を          H29.9.5

新しい学期は、新しい挑戦への始まりである。保護者からのいろいろな思いを聞く夏休みであった。要求された内容にはプロとしての教員でも限界があることも多い。「水を飲まない馬」のたとえがあるが、水を飲みたくない馬を無理やり水飲み場に連れて来ても水はけっして飲まない。当たり前だが、同じことは生徒にもいえる。必要感がないから勉強をしないし、楽しくないからやらない。自分の目標が明確であれば、勉強はちゃんとやるようになる。しかし、そこまで待てないのが親なのだ。

「体育コ-スなら騒いでもいいのか」と特進の女子生徒の書いた日誌の一文が目に留まった。体育コ-スであれ、特進であれ、勉強に集中してがんばるのは当たり前だ。騒いでよいことはありえない。「全校応援に行ったら、学校とは違う体育コ-スの人たちがかっこよく見えた」と同じ女子生徒が書いた。両立できないのに、「かっこいい」と考えてはだめだ。特進コ-スと体育コ-ス、どちらも互いのよいところを見て、がんばってほしい。「表面でなく、中身だよ」と言いたい。

「連休の宿題が多くて、練習試合も多くて、取り組む時間はない。答えを写すこと覚えた。こんな宿題って意味ありますか。力はつかないし、悪いことを覚えた。」と保護者の話があった。どのくらいの量だったのか。40ペ-ジというが、具体的な問題数でないとわからない。ともあれ、体育コ-スへの宿題の出し方は工夫すべきだ。どんなによい宿題でも、わかっていない、できないものはドリルのさせようがない。やり方を確実に押さえ、基本問題でできるようになったら、反復練習である。

よく使われる言葉だが、本来の「文武両道」なんて言葉は中学校、高校にはあてはまらない。正確には、「部活動と学習の両立」である。中・高校では当たり前の話である。また、そうできるようにやってほしい。部活動の時間と高い学力の相関では1日2時間程度の部活動がよさそうだ。そう考えると、月、水、金は勉強、火、木は部活動のよさもわかる気がする。「メリハリをつける」とはそういうことだ。

とにかく、自分で勉強する生徒を育ててほしい。自主学習とか自力学習とか一人で、主体的に学ぶことが学習なのである。最低2時間の学習時間は確保してほしい。大人になって資格をとる場合を考えみよう。本来の仕事の合間のわずかな時間を使う。子育てなら、いろいろなじゃまは入る。残業などもあり、なかなか思うようにできない。レベルアップをめざしてその中でがんばるしかない。それは、部活動や学校行事で時間をとられている今の状況によく似ている。だからこそ、この時期に時間の使い方を覚えることは大きなメリットがある。「時間は無尽蔵ではない」の認識をもつことだ。

効率的な仕事の進め方で、特に大事なのは時間管理である。無尽蔵だと考えると、失敗する。睡眠や食事の時間を考えると、一日の中で使える時間は結構少ない。だから、時間を大切にしたい。できる問題に時間をかけず、できない問題を明確にして取り組むこと、どこを勉強するがわかるのが第一だ。ただ、勉強するのでは能率がわるい。教科のおもしろさとからめて、学びたくない、学びに興味ない子でもできる勉強法を伝授してほしい。知識を獲得し、技能を身につけ、できるようになることは本来楽しいものだ。

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